「定期テスト対策をどの程度すればいいか知りたい」「テストの点数が大学受験に影響するのか知りたい」と考える保護者の方も少なくないでしょう。
この記事では、大学受験と定期テストの結果がどのように関係しているのかについて解説します。また、定期テスト対策についてもご紹介しますので、高校の定期テストと大学受験の関係性を知りたい保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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大学受験と定期テストはどのように関係するのか
定期テストと受験勉強のどちらを優先するべきか、悩むケースは少なくありません。塾や予備校で学んだ応用知識だけで受験に挑もうとするお子様もいますが、大切なのは高校の授業で学ぶ基礎です。また、その基礎を定着させるのが、定期テストです。
では、大学受験と定期テストの関係を具体的に解説しましょう。
定期テストの結果は評定を左右する
学校推薦型選抜などで提出する調査書には、定期テストの結果から算出された評定が記載されます。調査書が合否に影響する大学は多いため、定期テスト対策が重要です。
ちなみに、評定には「全体評定」「教科別評定」の2種類があり、高1からの成績が含まれます。
評定について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
大学受験における評定とその重要性とは?アップするコツも解説!
入試形態によって評定の重要性が変わる
一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜の順で、評定によって受ける影響が大きくなります。
学校推薦型選抜や総合型選抜を視野に入れている場合は、生活態度や定期テスト対策をしっかり行いましょう。
一方、2023年3月時点で、一般選抜では評定を重要視しない傾向にあります。しかし今後、文部科学省が進める政策の影響を受け、一般選抜における評定の影響度が変化する可能性もあります。高1だからと気を抜かず、定期テストへしっかり取り組みましょう。
評定は奨学金にも影響する
奨学金の融資を受けられる条件には、多くの場合規定以上の成績が必要です。利用を考えている場合は、入試形態に関わらず定期テストを真面目に取り組みましょう。また、成績が優秀であれば、返済不要の給付型奨学金を利用できる可能性もあります。
日本学生支援機構の給付型奨学金は、3年間の成績で融資可否が決まるため、高1から評定を意識し、準備する必要があります。
大学受験のために定期テストに力を入れるとよい理由
学校推薦型選抜では、定期テストの結果が合否に大きく影響します。また、定期テスト対策は大学受験対策にもなるため、一般選抜による受験を予定している場合でも大切だと考えましょう。
定期テストのメリットは以下の2つがあります。
- 一般選抜で必要な基礎力を身につけられる
- 学習習慣を身につけられる
一般選抜では、基礎的な学力を身につけていないと点数が取れません。定期テストごとに出題範囲を理解すれば、受験勉強シーズンで復習に時間を割かなくてすみます。
また、教師が重要だと考える部分が出題されるため、復習をしつつ確実に身につけていきたい内容です。
学習習慣は短期間で身につくものではありません。定期テスト対策を通して、高1から、学習習慣を身につけておくとよいでしょう。
大学受験に活かせる定期テスト対策のポイント3つ
大学受験を意識しながら定期テスト対策をするために、ポイントを3つ紹介します。
- 勉強計画を立てる
- 予習・復習を毎日行う
- 苦手分野を克服する
内容を具体的に解説します。
①勉強計画を立てる
部活やアルバイトをしていると、勉強の時間がとりにくいケースが少なくありません。
また、闇雲に勉強をしても、出題範囲の勉強を終える前にテスト本番になってしまうかもしれません。限られた時間を有効活用するためには、計画的な勉強をおすすめします。
いつ、何を勉強するのか計画を立て、見直しながら勉強を進められるとよいでしょう。勉強計画の立て方が分からない場合、塾を利用するのも方法の1つです。
合格メソッドWITHでは、一人ひとりの進路や学力、生活スタイルに合わせた勉強計画を提案しています。きめ細やかに対応できるのが、個別指導塾ならではの強みです。
お子様の学習レベルに合わせた指導を受けられる塾をお探しでしたら、ぜひご検討ください。
②予習・復習を毎日行う
定期テストは出題範囲が限られているため、予習・復習を毎日行えば得点につながります。さらに、授業だけでなく定期テストの復習を行い、単元の得意不得意を把握しておくと、本格的な受験勉強へ取り組む際に優先順位をつけやすくなります。
また、高校の授業は中学時代の学習内容を理解している前提で進みます。基礎の土台をしっかりさせるためには、中学時代の総復習をしておくとよいでしょう。
③苦手分野を克服する
本格的な受験勉強を始めてから、高1・高2の苦手分野を克服しようとすると、時間がかかります。よって、高1の苦手分野は高1のうちに克服しておく必要があります。
また、苦手分野は一人ひとり異なるため、一斉授業の塾では克服が難しい傾向があります。苦手分野対策にも力を入れたい場合は、個別指導塾をおすすめします。
まとめ:大学受験では定期テスト対策が大きく貢献する
高1から定期テストを行うと、調査書に記載される評定が上がる、受験対策にもなるなど、大学受験にもよい影響があると解説しました。
志望校がまだ決まっていないお子様の場合でも、高3になってから受験勉強に力を入れるより、高1から対策をしておくと志望校の選択肢が広がります。志望校が決まってから後悔しないためにも、少しでも早い定期テスト対策をおすすめします。
Q.週何回通う必要がありますか?
どの程度通うかは、お子様の進路や生活リズムによって選択できます。
Q.学習計画の提案は1回のみですか?
いいえ。面談を定期的に行い、目標の再確認や学習計画の見直しを行っています。