「大学受験はどう変わったの?」「総合型選抜の仕組みは?」と、知りたい保護者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、総合型選抜の仕組みやスケジュールについて解説します。また、総合型選抜の対策についても解説しますので、お子様に合った入試について知りたい保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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【大学受験】総合型選抜とは?
総合型選抜(旧AO入試)とは、学生の個性や適性に基づき大学側が求める学生像(アドミッションポリシー)を満たしているか評価する試験方法です。学校推薦型選抜(旧推薦入試)と異なり学内選抜がないため、出願条件を満たせば誰でも受験可能です。
総合型選抜の詳細を以下のポイントに分けて解説します。
- 総合型選抜の選考方法
- 大学受験のスケジュール
- 総合型選抜の長所と短所
併願できない大学が多いため、ポイントを理解して本当に行きたい志望校に応募するといいでしょう。
総合型選抜の選考方法
総合型選抜の選考方法は大学や学部によって異なり、対策しづらい傾向がありますが、一般的には次の選考方法で評価されます。
- 面接
- 小論文
- グループディスカッション
- プレゼンテーション
意欲や人物像を複数回の面接で判断したり、講義のレポートをまとめて情報整理力を見たりするなど、試験の趣向はさまざまです。勉強面だけではなく、人間性も含めて総合的に評価されるため、個性をしっかりとアピールする必要があります。
大学受験のスケジュール
総合型選抜における出願から合格発表までの一般的なスケジュールを、以下にまとめました。
スケジュール | 補足 |
出願:9~12月 | 願書を提出し、受験料を支払う志望校によって時期が異なるため、出願を逃さないように注意する |
入試:9~12月 | 10〜11月に試験を行う大学が多い |
合格発表:11~12月 | 合格発表後から入学前までに課題が出される大学もある |
ほかの選抜方法よりも早く合否が決まるため、合格発表後は入学に向けて勉強するといいでしょう。
総合型選抜の長所と短所
総合型選抜には、以下のような長所と短所があります。
長所 | 短所 |
大学が求める学生像を満たせば受験が可能総合的に評価を受けられる合否のでる時期が早い | 小論文や面接などの準備が必要併願できない合格したら必ず入学する必要がある入学後に学力不足を感じるお子様もいる |
成績だけではなく大学が求める学生像を満たしていると出願でき、合否がでる時期も早いため、受験のチャンスを増やせます。また、高校の成績(評定平均)だけではなく、課外活動など総合的に評価を受けられます。
一方短所では、小論文や面接などの準備が必要で、大学ごとに内容が異なるため対策が難しい傾向があります。また、併願ができないため、本当に行きたい志望校を受験する必要があります。また、学力重視の選抜ではないため、一般入試の入学者との学力差を感じるお子様もいるでしょう。
高1からできる総合型選抜の対策
高校1年生から始められる総合型選抜の対策として、次の4つが挙げられます。
- 積極的に高校の勉強に取り組む
- 活動経験や実績を積む
- 面接や小論文の対策をする
- 合格メソッドWITHで対策する
志望校が決まっていないお子様こそ、早くから対策を始めると受験時の選択肢が広がるでしょう。
①積極的に高校の勉強に取り組む
積極的に高校の勉強に取り組むのは、有効な対策の1つです。総合型選抜の出願条件に、基準値以上の評定平均を求められるケースが多いため、日々の積み重ねが大切です。
評定平均は、定期テストや小テスト、日々の授業などをもとに評価されます。そのためテスト対策だけでなく、提出物の提出や授業での積極的な発言が大切です。
②活動経験や実績を積む
総合型選抜では、課外活動や資格取得の実績なども評価対象です。
課外活動には、部活やボランティアが含まれます。また、資格取得は英検やほかの検定の所持が条件に設定されている学部もあるため、事前に確認しておきましょう。
活動時期や資格を取得した年月、そこで得た経験や成長など、アピール材料を増やして記録していくといいでしょう。
③面接や小論文の対策をする
総合型選抜では、面接や小論文が試験科目として重視されるため、事前対策が重要です。
例えば、日頃から意見を分かりやすく述べたり、文章にまとめたりして意識するだけでも、面接や小論文の対策になります。論理的思考力や言葉遣いなどは、早い内から意識して身に付けておくといいでしょう。
志望校が決まれば、本番で自分をアピールできるように準備を始めます。面接や小論文の対策は、学校や塾の先生などに指導してもらうといいでしょう。
④合格メソッドWITHで対策する
合格メソッドWITHは、一人一人の目的に合った学習計画に基づいて、個別指導を受けられます。勉強方法や学習に対する姿勢など、個別に合ったアプローチを受けられるため、学習に対する思考や行動を変えられ、目標達成ができるでしょう。
また、高校入学後の学習をスムーズにするためには、中学の学習を定着させておく必要があります。
お子様の学習方法や受験などにお悩みの保護者の方は、お気軽にご相談ください。
まとめ:大学受験では総合型選抜の仕組みを知って選択肢を広げよう
総合型選抜は、大学が求める学生像を満たしていれば、合格できる可能性があります。受験時の選択肢を増やすためにも、総合型選抜について知り、対策をするといいでしょう。
合格メソッドWITHは個別の目標に合った指導を受けられます。お子様の性格や部活の忙しさなどに合わせて、勉強を進められるため、成績もアップできるでしょう。
お子様の学習や受験全般について悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
Q:総合型選抜の対策でも塾を利用した方がいいですか。
A:受験時の選択肢を広げるためにも、塾で勉強しておくといいです。学習習慣を定着させると、定期テストや成績をあげられ、将来の選択肢が広がるでしょう。
Q:勉強が苦手だから総合型選抜を受けさせようと考えています。できる対策はありますか。
A:総合型選抜だと、勉強が苦手でも出願条件を満たしていれば受験可能です。ただ、大学入学後に学力差でつまずく可能性もあるため、高校の学習は身につけておきましょう。合格メソッドWITHでは、苦手分野があるお子様も、個別にあった計画や指導で克服できます。