「共通テストってどんなテスト?」「ほかの入試とどう違うの?」と悩まれる保護者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では大学入学共通テストの仕組みや注意点などの基礎知識を解説します。また、今からできる取り組みについても解説しますので、大学入学共通テストについて知りたい保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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大学受験の共通テストとは
大学受験の共通テストとは、2021年から開始された、センター試験に代わる入試方法です。国公立大学を志望するお子様の場合、共通テストの受験は必須です。また、私立大学でも共通テストを利用する入試方法を採用しているケースもあります。
お子様が共通テストを受験する可能性があれば、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 受験科目
- スケジュール
- 新学習指導要領(新課程)
それぞれ解説します。
受験科目
共通テストを受けるのであれば、まずは志望校の受験に必要な科目を知る必要があります。国公立大学では5教科7科目が必須で、広い範囲の学習が必要です。
一方、私立大学では受験科目は3教科が基本で文系・理系で科目が異なるケースが多い傾向です。
ただし、志望校が決まる前から受験科目を絞るのはおすすめできません。志望校が決まるまでは、高校の授業にて全教科まんべんなく基礎を固めましょう。
スケジュール
2023年度の共通テストに関するスケジュールは次の通りでした。
スケジュール | 日程 |
受験案内 | 2022年9月1日 |
出願期間 | 2022年9月26日~10月6日 |
試験日 | 2023年1月14日・15日 |
追試験 | 1月28日・29日 |
上記を参考に来年度以降の動きを想定するとよいでしょう。ただし、大幅に変更することも考えられるので、必ず最新情報を確認しましょう。
新学習指導要領(新課程)
2025年度入試から、新学習指導要領に準じた入試が始まります。学習指導要領とは、全国の小学生から高校生の教育課程を示したものです。教育課程の改訂にともなって、共通テストも次のように変更される予定です。
- 情報が科目に追加
- 地理・歴史・公民の10科目から6科目に変更
- 数学が6科目から3科目に変更
- 試験時間の変更
共通テストを利用した大学受験が向いている人とは?
大学の受験方法は種類が多いため、どの試験方法がお子様にあうのか悩む保護者の方もいるでしょう。そこで、共通テストを利用した入試が向いている方について、解説します。
向いているお子様 | 理由 |
国公立大学を志望している | 国公立大学の一次試験で必要 |
複数の私立大学を受験したい | 一度の共通テストで複数大学を受験可能 |
努力ができる | 1点の差で合否が決まる |
共通テストを利用すれば一度に複数の大学を受験できるため、志望校が多いお子様に適しています。さらに、共通テストの受験だけで済む単独型の入試方法であれば、自宅から遠い私立大学でも受験しやすいでしょう。
また、思考力が問われる応用問題が出題され、1点の差で合否が決まるため、受験に向けて努力できるお子様は特に向いているといえます。
高校1年生からできる大学入学共通テストの対策
共通テストは、センター試験よりも問題数が増えたため、時間配分を考慮して解き進める必要があります。高校1年生から意識して学習すると、よりよい成績を残せる可能性が高まるでしょう。
ここでは、共通テストに向けた具体的な対策を4つ紹介します。
- 基礎学力を定着させる
- 英語対策をする
- 本番を想定して過去問を解く
- 合格メソッドWITHで対策をする
お子様と一緒に大学受験に取り組む際の参考にしてください。
基礎学力を定着させる
定期テストを活用し、基礎学力を定着させるとよいでしょう。共通テストでは、思考力を見取る問題が出題されるため、基礎が身についていることが大前提です。
思考力を問われる応用問題を解くためにも、まずは定期テストに向けて基礎を定着させましょう。
英語対策をする
共通テストの点数配分が変わり、センター試験と比べてリスニングの配点が大きくなりました。多くの大学で英語の受験が必要ですので、高校1年生の段階から対策しましょう。
リーディングでは、短時間で長文を読む力や、情報処理して答える力が問われます。また、リスニングでは、一度の音声で答える問題形式ですので、英語力だけではなく集中力も必要です。
集中して英語に向き合えるよう、聞き真似をする(シャドーイング)習慣を身につけたり、長文読解などの問題を解いたりして対策をしましょう。
本番を想定して過去問を解く
共通テストがどのような問題傾向か、過去問を解いて慣れておくとよいでしょう。高校1年生では習っていない範囲もありますが、志望校が決まり次第、少しずつ取り組み始めることをおすすめします。
共通テストは2021年から開始されたため、過去問が少ないですが、昨年度分を含めて複数の過去問を解くとよいでしょう。また、苦手な科目は繰り返し挑戦しておくと、学力や自信もつきます。
合格メソッドWITHで対策をする
合格メソッドWITHは、志望校やレベル、生活リズムなど一人ひとりに合わせたカリキュラムを組み、効率よく学習を進めるサポートを行っています。学習習慣が身につき、前向きに学習できるとご好評をいただいています。
また、高校では、中学の学習が基礎となり、速いスピード感で授業が進みます。
お子様の学習や大学受験についてお悩みの保護者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ:大学受験では共通テストも視野に入れた対策を!
大学受験は先の話ですが、いざ志望校が決まった後に選択の幅を広げるためにも、大学入学共通テストも視野に入れておくとよいでしょう。高校1年時からできる対策は、基礎を身につけることです。
合格メソッドWITHではお子様の目標や志望校に合わせた対策ができます。
お子様の勉強方法や大学受験など、お悩みの保護者の方は気軽にご相談ください。
Q:大学入学共通テストへの対策も可能ですか。
A:可能です。完全個別カリキュラムで、お子様の志望校や目標に合わせて個別指導を受講できます。